パートナーシップナーシングシステム 看護部はPNSで看護を実践しています

 PNSは、2009年に福井大学病院で独自に開発した看護方式です。
 看護師の経験年数に関わらず、1人で複数の患者を受け持ちながら展開してきたこれまでの看護を、2人の看護師が複数の患者を受け持ち看護展開し、互いに補完し相乗効果を発揮しながら、その責任と成果を共有し、安心で安全な質の高い看護を提供するという看護方式です。


【定義】
 看護師が、安全で質の高い看護を共に提供することを目的に、主任看護師を核(コア)としたグループの中で、
互いに良きパートナーとして、対等な立場で、互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合って、その責任と成果を共有する看護体制。


PNS委員会メンバー


目的 パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)の実際を看護現場で体験・学習し、自施設でのPNS導入・向上に役立てる。
日時 1か月前までに希望日をご相談ください。
研修費用 研修生1日1名につき2,000円+消費税
持ち物 白衣、名札、ナースシューズ、筆記用具他
宿泊 2日研修で宿泊が必要な場合は各自で手配してください。
更衣室 職員更衣室のロッカーを使用(貴重品はロッカーに施錠し保管)
昼食 ご自身でご準備ください。(院内にコンビニエンスストアがございます。)
研修内容 【1日コース】
8:15 集合し更衣室案内 オリエンテーション
8:30〜12:00 PNSペアにシャドウイング
12:00〜13:00 昼食
13:00〜13:15 看護部長あいさつ・PNS導入の経緯
13:20〜 リシャッフル他
13:40〜14:00 病棟カンファレンス参加
14:00〜15:30 PNSペアにシャドウイング
15:30〜16:00 PNSの基本(講義)
16:00〜17:00 意見交換

【2日コース】
 -1日目-
14:00〜15:00 オリエンテーション 看護部長あいさつ・PNS導入の経緯
15:00〜16:00 PNSの基本と委員会活動について(講義)
16:00〜16:30 実習病棟紹介(質問等) 更衣室案内
 -2日目-
〜8:30 更衣し病棟へ
8:30〜12:15 PNSペアにシャドウイング
12:15〜13:15 昼食
13:20〜14:10 リシャッフル他
14:10〜16:00 PNSペアにシャドウイング
16:00〜17:00 意見交換
申込み方法

・申し込み用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上研修1か月前までに

用紙1 用紙2

を以下のアドレスへ送付して下さい。


・研修参加人数は1回につき2名までとさせていただきます。

・日程調整の上10日以内にメールにて回答いたします。
 研修費の振込先についてご案内しますので期日までにお振込をお願いいたします。


申し込み用紙ダウンロード


【お問い合わせ・ご連絡先】
      〒980-0803 仙台市青葉区国分町2丁目3-11
      国家公務員共済組合連合会 東北公済病院看護部
      TEL: 022-227-2211
      E-mail: kyouiku@tohokukosai.com

情報収集・全体申し送り
情報収集・全体申し送り

ペアで協力して情報収集を行います。

午前中のケア
午前中のケア

検温・保清・処置・手術送迎 など 記録はベッドサイドでリアルタイムに行います。 お昼休憩は交代で入ります。

リシャッフル
リシャッフル

午後の業務を開始する前に、それぞれのグループが 残っている 業務をホワイトボードに書き出します。 リーダーが業務調整を行い、定時終業を目指します。

午後のケア
午後のケア

検温・保清・処置・手術送迎 など


部署の特性に合わせて工夫をしながらPNSで看護を実践しています 。

入職直後の新人看護師はペアの先輩看護師フレッシュパートナーと3人1組で業務を行います。


新人看護師

新卒1年目と入職して間もない私ですが、PNSは先輩とのペア勤務になるため安心して仕事に臨めています。技術的に不安な業務も、先輩パートナーに見守ってもらいながら実践することができます。適切なフィードバックも頂けて自分では気づかなかった課題を見出すことができ、結果的に早期の自立につながりました。


フレッシュパートナー

入職して3年が経ち、フレッシュパートナーとして後輩と関わっています。技術や病態などいっしょに考えたり実践したりしながら働くことで、後輩の成長を身近に感じながら働くことができています。PNSは自身や後輩の成長だけでなく患者さんに安心した看護を提供できていると感じます。

4階 南病棟
4階 南病棟


母子センター
母子センター

新人助産師

入職当時は、分からないことばかりで不安でしたが、PNSパートナーの先輩にすぐに相談しやすい環境が整えられているため、安心して働くことができています。
また、その日の出来ていることや課題点をこまめに振り返って日々の看護だけでなく社会人としての基本についても学ぶことができ、人として成長できる環境であると感じています。


フレッシュパートナー

3年目となり、フレッシュパートナーとして後輩に関わるようになりました。後輩と一緒にペアを組み、看護・助産技術獲得のため一緒に学習しています。後輩の成長を身近で実感すると同時に、自分自身の行動を振り返る機会にもなっているので、PNSの実践により、私自身が日々良い刺激をもらっています。
また、不安なことはいつでもペアの先輩に相談しやすい環境にあるので、安心して患者さんに関わることができていると感じます。



新人看護師

PNSのパートナーの先輩と一緒に1日のスケジュールを相談したり、未熟な看護技術を見ていただいたりと安心して働ける環境であると共に、日々知識や技術を学ぶことが出来ています。自分の未熟さと知識不足に落ち込むこともありますが、先輩と振り返りを行うことで成長していることも感じられ、喜びとやりがいを感じています。


フレッシュパートナー

自分との違いを活かしたパートナー決めをしているため、新たな看護観を知ることができ、学びになっています。また、お互いに日々の業務や不安なことの報告・相談がしやすく働きやすいです。後輩の育成もPNSパートナーの先輩グループ全体で共有できるため、皆で支え合うことが出来ています。

手術室
手術室


5階北病棟
5階北病棟

時短看護師

PNSで看護ケアをすることによって、時短で帰宅する際、1日一緒に勤務をしたペアの看護師にケアや業務を引き継ぐことが出来るので、継続した看護に繋がると思います。時短でも安心して働くことができるメリットがあります。


ペアの看護師

PNSではどんな些細なことでも情報共有するようにして、お互いが現在何をしているか把握できるように努めています。
時短の方とペアになる時は、時短の方が退勤する時間までに業務が終わるように意識しています。



看護師

透析治療を受けている患者さんは、体外循環での治療を受けているため、ちょっとした間違いが患者さんの生命に直接影響してしまう危険性の高い医療と言えます。そんな中で、看護師と臨床工学技士がお互いの専門性をもって、協働で患者さんに安全な治療を提供出来るのは、PNSの大きな強みと思っています。


臨床工学技士

多職種によるPNSを通して、互いの強みを生かした透析医療を提供出来ていると思います。また、報告・相談する事によりコミュニケーションを取れるためチーム医療の推進にもPNSは有用性が高いと感じています。

手術室
透析センター