昭和63年10月に開設された施設ですが、健診業務の電子化が導入されたのは平成8年のことです。平成29年4月に初めて平成17年から平成28年までの年度ごとの受検者数の推移や年齢別受検者数の推移等をまとめました。そのデータの一部を初めてホームページに掲載致しました。その後毎年年度ごとの受検者の数、判定結果等をまとめ、その都度データの一部をこのホームページに掲載してきました。今回も令和3年度の実績の一部をご紹介いたします。
1)受検者数の推移
図1は当健康医学センターの受検者の一日ドック、二日ドック、一般健診等を含めた総受検者数と男女別の受検者数の推移です。総数としては平成17から平成22年度までは漸減していましたが平成23年度以降は漸増し平成27年度以降は9000名を超えました。令和2年度はコロナ禍の影響で令和元年度に比べ総数で約7%減少しました。令和3年度は依然としてコロナ禍にあるにも拘わらず令和2年度に比べ増加しまた。しかしながら平成30年度のピークには達しませんでした。
男女別にみると男性では平成22年度までは漸減し、その後平成28年度までは漸増傾向でありましたがその後は横ばい傾向でした。令和2年度は減少しましたが令和3年度は増加に転じました。女性では平成17年度から平成28年度までは3000名前後で推移し大きな変化がありませんでしたが、平成26年度から漸増傾向を示しました。令和2年度は男性同様減少しましたが、令和3年度は増加傾向を示しました。平成26年度以降に女性の受検者数が増加している理由として標準のセット検査に加えてオプション検査として女性受検者に特化した1)乳がん検診、2)子宮がん検診を行っていることが背景にあると思われます。
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