産科・母子センターは、最も大切な妊娠・分娩・産後の期間中の安心・安全を提供するばかりでなく、快適さと満足を感じていただく努力をしています。安心・安全のためには産科と小児科医師が協調して診療にあたるほか、妊婦さんや産後のお母さんの状態に応じて適切な診療を行うように、医師・助産師・看護師全員がチームを組んで診療を行っています。快適さと満足を提供するため、産科病棟である母子センターには助産師・看護師が大勢勤務しており、夜間を含めて妊婦さんや産後のお母さんに寄り添ったケアを提供しております。また病室は個室や準個室(3床室)を多く設けており、広いベッドまわりでお母さんと赤ちゃんがともに快適な入院生活を送っていただけます。

母乳は、赤ちゃんの発育にとって栄養や免疫の面で理想的な食糧であるばかりでなく、母子の絆の形成にも大きく関係しています。そのためWHO(世界保健機関)や厚労省は母乳育児を推進しています。妊婦さんの95%の方は母乳育児を希望されているという調査結果もあり、母乳育児支援をすることは産科診療の大きな役割となっています。当院は、2005年にWHO/UNICEFより「赤ちゃんにやさしい病院(Baby-Friendly Hospital/BFH)」の認定を受け、継続して母乳育児支援を診療に取り込んでおります。退院後も産後健診、母乳育児相談室や電話相談を通してお母さんと赤ちゃんの健やかな生活を支援しています。


「母乳育児成功のための10か条」にもとづき母乳育児支援に積極的に取り組んでいる病院として、2005年にWHO/UNICEFより認定されました。


合併症がなく正常な経過をとっている妊婦さんはお住まいや職場の近くの産婦人科診療所で妊婦健診を受けていただきます。そうすれば土曜日や午後の受診が可能になり、通院しやすくなります。またご主人も健診に立ち会うチャンスももてるでしょう。もちろん、何か異常がおこり、診療所が休日や夜間の時間外の場合は当科で対応いたします。

診療所で分娩予約を入れた際は、妊娠初期の異常を円滑に治療するため、1~2週間以内に当科を受診してください。


当院でお産されたお母さんで母乳育児をしたいがうまくできない、あるいはおっぱいにトラブルが生じたなどの場合、母乳育児をスムーズにする目的で赤ちゃんと一緒に数日入院していただき、助産師の乳房ケアやカウンセリングを受けることができます。

(お問合せ 母子センター TEL080-2812-0471 平日9:00~17:00)


助産師による妊婦健診です。医師のバックアップの下、時間をかけて妊婦さんの不安や疑問に対応しつつ、妊娠経過を観察します。


妊婦さんにその時期に応じた説明を助産師が個別に行なっています。


当院でお産をされる初産婦さん対象に、すこやかクラスを開催しています。妊娠週数に応じて、4つのクラスに分かれています。それぞれの週数で気を付けて欲しいことや大切なお話があります。すこやかクラスを通して、出産や産後の育児に向け、身体と心の準備を一緒に行っていきましょう!!予定日の近いお母さんたちと、お話できる貴重な機会になると思います

1課から4課全て対面での実施になります。1時間半から2時間を予定しております。各クラスはできるだけ対象週数での参加をお願いしております。 各月の日程や開催時刻は下記のPDFか、公式LINEでご確認ください。 すこやかクラスについて、確認したいことがありましたら、母子センター(080-2812-0471)にお電話下さい


母親教室の開催日


日程
(祝日の際は前日の木曜日に開催)
妊娠週数 開催方法
第1金曜日 16週まで 対面
第2金曜日 16週以降 対面
第3金曜日 28~32週 対面
第4金曜日 30~34週 対面

詳しくはこちら(PDF)

月ごとの日程はこちら(4月5月6月7月)

2024 年 すこやかクラス 年間開催スケジュール
2024年3月までは第4課はオンライン(青色)でしたが、2024年4月からは全て対面(赤色)になります!!当院でお産をされる初産婦さんのご参加お待ちしております。

すこやかクラス年間スケジュール2024


開催日程:毎週金曜日午後14時~(1時間半から2時間)予定。参加前に当院HPか公式LINEで、開催場所・開催時間の確認を!!
※開催日時の変更は、当院HPと公式LINEでお知らせいたします。
※上記は2024年1月現在での開催日程予定です。


陣痛期から分娩回復期まで同じ部屋で過ごせるLDRが出来ました。
お部屋の雰囲気は、落ち着いたベージュと淡いピンクを基調とし、トイレ、シャワーが完備され、好きな音楽を聞いたり、テレビを見ながら過ごすことができます。
ご主人も同室のソファーでゆったり付き添うことができます。
ご興味を持たれた方は、一度スタッフまでご相談ください。
利用料金:1日20,000円(非課税対象)


  • 分娩前
    分娩前の写真
  • 分娩中
    分娩前の写真




 さい帯血は、白血病や再生不良性貧血などの治療に用いられています。以前は小児の治療への使用が中心でしたが、最近はその約8割が成人を対象に用いられ、多くの患者さんの社会復帰に貢献しています。
 当院では2012年よりさい帯血のご提供をお願いし、下表のごとく多くの皆様のご協力を頂いております。採取されたさい帯血は、関東甲信越さい帯血バンクを通じて実際の治療に使用されています。今後もご理解とご協力をお願い申し上げます。
(☆個人使用目的のさい帯血採取とは異なるものです)


臍帯血採取年 採取件数 総分娩件数からの割合
2017年 297件 22.8%
2018年 438件 33.2%
2019年 341件 28.8%
2020年 528件 46.3%
2021年 538件 51.1%
きずなちゃん


平成20年~令和2年13年間の年毎分娩件数

正常分娩 吸引分娩 鉗子分娩 骨盤位牽出術 帝王切開術 分娩件数
平成20年 621 183 16 0 232 1,052
平成21年 653 181 6 0 230 1,070
平成22年 643 211 10 0 252 1,116
平成23年 678 208 15 0 315 1,216
平成24年 719 232 22 0 256 1,229
平成25年 738 188 16 0 321 1,263
平成26年 780 258 14 0 304 1,356
平成27年 737 274 13 0 318 1,342
平成28年 796 201 23 0 314 1,334
平成29年 729 224 21 0 324 1,298
平成30年 777 198 30 0 311 1,316
令和元年 688 192 8 0 292 1,180
令和2年 663 212 1 0 262 1,138

診療時間