腹腔鏡手術センター

平成30年7月に腹腔鏡手術センターを立ち上げました。消化器一般外科、泌尿器科、婦人科より構成されています。一般的に普及している腹腔鏡手術のみならず、他の病院では困難な難易度の高い症例に対しても腹腔鏡手術を安全に行えるシステムを構築しております。


腹腔鏡手術は開腹手術に比べて、低侵襲、出血が少ない、疼痛が少ない、回復が早い、入院日数が短い、社会復帰が早い、整容性が良いなどの利点があります。また拡大視効果により肉眼で見るよりも、微細な解剖が見えやすく、より正確な手術が可能となります。最近は徐々に社会的認知度が高くなり、患者さんのニーズが増えてきています。患者さんやご家族には手術後の回復の早さに驚かれ、どの患者さんにも喜ばれております。働き手の30~60代の方々には仕事にすぐ復帰が出来たとお礼を言われますし、70~90代の方々には高齢でも低侵襲で手術が受けられたと感謝されます。

腹腔鏡手術は安全な手術か?という問いには安全です、と言えますが、但し確かな技術の外科医が手術をすればという条件がつきます。どこでもすぐに受けられる手術ではありません。特殊な技術を要する手術ですので、誰でもどこでも受けられるわけではありません。腹腔鏡手術を安全に受けられる目安として、「内視鏡外科技術認定医」という資格があります。この資格を持っているかどうかを確認されてから、腹腔鏡手術を受けられることをお勧めします。


仙台を含む東北地方では、腹腔鏡手術の普及が比較的進んでおりません。当院当センターは、東北地方における腹腔鏡手術をリードする使命があります。

「他の病院で開腹手術と言われたけれども腹腔鏡で可能だろうか?」という疑問を持たれた方は、いつでも当院当センター、消化器一般外科外来にご相談ください。